筋力があれば身体は救われるのか。
映画を作っている方の中にはいわゆる「不健康」な方がとても多くいらっしゃいます。
かく言うわたくしも、立派にその「不健康」の中の一人の住人でして、特に現在この映画宣伝期間中はもっぱら終日デスクワークとなることが多いので体の隅々、節々が凝り固まりまくってしまうのです。
よく友人らからは「ストレッチをしろ」だのなんだのとアドバイスをもらいますが、もともと身体のケアに意識を向けたことがない人間にいきなりそんな高度な生活習慣を身につけろと言われても無理難題というもの。
とはいえ、このままでは寿命も縮まる一方だな…、と思い悩み、ついに自宅に導入しました。
…その名も…。
「懸垂バー」
(あるいはぶら下がり健康機とも言う)
特にデスクワーカーとして上半身にもう多少筋肉をつけておきたいという安全面への思いから、このようなことに至りました。
終日座っているには腰や背中に体幹が必要ですし、タイピングをし続けるには腕や手にも安定した筋力が必要です。
なんとかしたいという一心でこれを導入してみたのですが…。
まず、パーツが多い&重い。
自宅はエレベーターなしの階段タイプの賃貸なのですが、運搬業者さんがどちゃくそに息を切らしながらこれを運んでくださり、納得…。
そして、購入時通販サイトでは「女性ひとりでも組み立てられました!」的な文章があったのですが、組み立ての説明書には「必ず大人2人で作業してください」と書いてあるんですね。
おい、聞いてたんと違うやろがい。
組み立て作業自体は得意なので、難なくサクサクと出来上がり。
しかしながらパーツが鉄製で重たく、この組み立て作業だけで筋肉がついたのではないかと思えるほどに重労働でした。慣れない作業で肩を痛めていないか心配です。
早速、一番上のバーにぶら下がってみたのですが、記録はまさかの20秒。
「自重は重いんだぞ…!」と友人からも警告を頂戴していた通り、筋力のない今のわたくしの腕・握力にはこれが限界でした。あと、手汗に勝てない。すべる。
握力もこれでちょっとずつ、つけばいいなぁ。。
ちなみに「懸垂」はまだ一回も出来ておりません。
亀山睦木
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